酔っ払って考えたこと2

地元から親父がこちらに出てきてました。

うちの親父は、俺の友達や、会社の人たちからはスーパー破天荒な親父さんと言われてます。

古いけど漫画で言うと、

じゃりんこチエのお父さんのテツ。

母とは別居歴約40年。

俺が一緒に住んだ記憶は無し。

俺が赤ちゃんの時に風呂で抱っこされてる

写真を見たから、俺が生まれた時は

一緒だったんだと知ったくらい。

子供の頃は焼肉連れていってくれるおっちゃん

というイメージしかなかったな。

お酒、ギャンブル、女性好き。

俺より若い彼女を紹介されたことも何度もあり今の彼女は俺のちょっと年上。

親父は70才。意外とモテる。

母子家庭のため、子供の頃運動会は、

よその家族に混ざらせてもらって昼ごはん、

進路相談も、先生と俺のみ

周りと比べて不幸な理由は、ALL親父

そんな感じでした。

おかげで俺も兄弟も大きくグレまくり。

高校の時、アルバイトで

焼き鳥屋で働き出してた時、

俺の出勤日は、

ほとんど親父が俺より先に

店に来てカウンターで、飲みながら俺の出勤を待ってた。

その頃はまだうっとおしかったけど

だんだん話しをするうちに

いろんな事情があっての別居だったそうで。

まあ、いろんな事情で。

その頃はまだ納得できてなかったけど

恨みしかなかった親父の

ひととなりが分かり始め、

だんだん仲良くなりました。

親父も過去の負い目があるのか

毎日毎日焼き鳥屋にオープンラストで

通ってくれてました。

それからだんだん

俺も親父と飲みに行くようになり

結局、一緒に住んだことはないけど

今では仲良く飲み友達になりましたとさ。

俺が外国ならいる時も、明日行くわって感じで

急に来たりしてました。

俺も親父も昔取れなかった家族の時間を取り戻すためか頑張ってた気がします。

今後も一緒に住むことはないけど

まあこういう家族の形もありかと思います。

ただ反面教師で、そういう思いをさせたくなかったから自分の子供は甘やかし過ぎたか、

大変。父親とはなんぞやが分からん。

まあ、あと何回か分からんけど

残りの寿命が俺より短いだろう親父との時間を

大事に過ごさなければ。

それでまた、自分の子供への接し方が

わかるのか。

いつかみんなお別れが来るので

大事な人には、いつも素直に。

はい、今日も酔っ払いました。